A440

E.G. MAP

『E.G. MAP』は、2016年2月10日に発売されたE-girls初のベストアルバムである『E.G. SMILE ~E-girls BEST~』に付属している『E.G. MAP』対応のARアプリです。 アプリを起動して『E.G. MAP』にかざすと、E-girlsの様々な情報や動画を閲覧することができます。

『E.G. MAP』です。メンバーそれぞれを国として表現し、E-girlsの世界を地図としてデザインしたものです。

左がタイトル画面です。アプリを立ち上げると最初にこの画面が表示されます。『E.G. MAP』にかざすと、マップの中心に島が出現。動画を再生するモニターと掲示板も同時に現れます。掲示板では、イベントなどの最新情報をチェックできます。

メンバーそれぞれの島を覗き込んでみると、可愛い紙人形が出現し、ふきだしでメッセージが表示されます。
さらにこのアプリでしか見られない特別な動画も再生!
動画の内容は、今日のラッキーカラーを教えてくれる「Smile Color」や、メンバーとジャンケンができる「E.G. ジャンケン」などが日替わりで再生!

また、E-girlsのライブなどのイベントがあるときには、内容が特別バージョンに変化します。タイトル画面から特別バージョンに変わり、マップ内ではリアルタイムでコンテンツが変わってゆくので、ライブに行っている人も行っていない人も一緒に盛り上がれます。

【アプリケーション開発のポイント】
『E.G. MAP』のARアプリケーションは、次の二点をポイントとして開発を進めました。
ひとつめは、E-girlsの魅力とARの面白さをとにかくわかりやすく表現すること。
もうひとつは、何度でもアプリを起動してもらえるような、長期的に価値のあるものにする、ということです。

ひとつめのポイントは、主に企画面の工夫によって実現しました。
E-girlsは、特に若い方たちから人気があるグループです。ですので、ARという技術に触れるのが初めての方もきっと多いであろうという想定の元、コンテンツはシンプルで、ARも簡単に楽しめ理解してもらえるよう、企画を練り上げてゆきました。 具体的には、入力と出力の関係性を明確にして「こうしたからこうなった」をすぐに理解してもらえるようにしたり、ARで表示するオブジェクトの表示位置をマップ上で固定し、「本当にそこにあるように見える」というARの根本的な面白さを楽しんでもらえるようにしています。

そして、ふたつめのポイントの実現へむけては、企画面の工夫はもちろん、技術的にも挑戦を行いました。
基本的な考え方としては、楽しみながらE-girlsの最新情報へ手軽アクセスできるポータルとなるようなアプリを目指しました。
そこで、メンバーそれぞれが文章や画像を表示できる枠組みを必須と考え、紙人形とふきだしを企画しました。
また、E-girlsの魅力を一番ストレートに伝えられるコンテンツである「動画」の再生も行えるようにしました。
そしてここが技術的にも大きなポイントになる部分ですが、それらの文章や画像、動画のコンテンツは、頻繁に更新を行うことができるようにし、起動するたびに違うコンテンツや新しい情報がみられるようにする、ということでした。

今まで我々が制作してきたアプリケーションは、基本的にスタティック(静的)な、コンテンツの更新などは行わないものでした。
ですが上記を実現するために、『E.G. MAP』はアプリケーション本体の更新をしなくても内容がどんどん変わってゆくダイナミック(動的)なアプリケーションにする必要がありました。
これは、我々としても初めてのケースになりますし、設計時点で先々に出てくるコンテンツを想像し仕様を決めるのはとても大変で度胸が必要な作業でしたが、「動画」と「静止画」が「頻繁に更新される」ことで、今までのARアプリにはなかった、新しい価値を創出できたのではないかと考えております。

【まとめ】
『E.G. MAP』は様々なコンテンツをダイナミックにダウンロードすることに初めて挑戦したアプリでしたが、実際に毎日コンテンツを更新したり、ライブがある日にはライブバージョンのコンテンツにがらりと様変わりさせたり、運営でとても有効に活用して頂いておりますし、お陰様でE-girlsファンの皆様からは沢山の好評をいただいております。
また、実際に運営が行われてはじめてわかることも多く、アプリ自体のアップデートも行ってゆく予定です。
ですが、「1回見ておしまいではなく、長く楽しめるAR」を開発するという目標は達成できたのではないかと考えております

A440は、今後も「一味違う」エンタテインメントコンテンツを発信していきたいと思います。
avex様が作って下さった『E.G. MAP』の楽しみ方動画がアップロードされております。是非ご覧になってみて下さい。

Credits

Client: エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社 / Fumiteru SATO / Yoshikatsu KANEMARU / Hiroyuki SHIGETA / Yuichi NISHIZAWA /