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Lat式ミクさんフォトセッション

「Lat式ミクさんフォトセッション」は、大阪のひらかたパーク内で開催されたイベント「つくってひろがる!『初音ミク』と『みんな』の世界」内に出展された、Lat式初音ミクさんと一緒に記念撮影が行えるシステムです。このシステムは、「リアルタイムモーションキャプチャ」という技術を用いて、等身大でAR表示された初音ミクさんがアクターに連動したポーズをとり、ゲストと一緒に記念撮影を行えるというものです。我々は本施策における写真の印刷も含めたシステム全体の制作を行いました。

左: いきなり結果からですが、こんな写真が撮れます。集合写真も楽しそうですね!
右: 撮影ブースはこんな感じになっています。ここに立ってモニターを見ながらポーズを決めます。

左: ブース裏では、アクターがモニタを見ながら動き、リアルタイムでミクさんCGに反映されます。
右: 実際にはMPS様の女性スタッフさんに演じて頂きました。やはり女性の方が動きが可愛いです!

写真と一緒にQRコードもお渡し。写真のデジタルデータもダウンロードしてもらえます。

【アプリケーション開発のポイント】
今回のシステム開発においてポイントとは、まずいかにコストを抑えてリアルタイムモーションキャプチャを実現するか、という点でした。既存のリアルタイムモーションキャプチャのシステムを導入すると、それだけで数百万円のコストがかかってしまいます。そこで我々は、Xbox用のデバイスであるKinectを用いることを検討しました。

まずKinectでどこまでの精度で人体をモーションキャプチャーできるかテストしたのですが、これが予想以上の精度で基本的な動きをキャプチャーすることができました。ただ、指先の細かい動きや、表情の検知は現実的ではありませんでしたので、指先のポーズは何パターンかプリセットを作成(グーとかパーとか)、表情も同じくパターンを作成(笑顔や真顔など)し、オペレーターがその場で切り替える方法をとりました。また、レイテンシー(アクターの動きとデータを受け取るまでの遅延時間)も若干認められたのですが、今回の施策では全く問題のないレベルでした。

さらに今回は、印刷した写真だけではなく、デジタルデータもぜひお客様へお渡ししたいと考え、QRコードを生成してダウンロードしていただく、という方法をとりました。QRコードと対応するアドレスは事前に数千用意し印刷しておき、撮影を行うと自動的にサーバにアップされるシステムを組み、これを実現しています。

【まとめ】
今回は、我々として初めてリアルタイムモーションキャプチャに挑戦した施策でした。

Kinectを使用するという実現方法に関しては、以前から検証を行ってみたかった事項でもあり、今回の経験によって得意なこと・不得意なことなど色々と経験を積むことができたと思います。また今回の施策は、色々なポーズで記念写真を撮ってもらうためにリアルタイムモーションキャプチャを行ったものだったのですが、お客様たちが撮影するまでのプロセスをとても楽しんでいらしたのがとても印象的でした。

初音ミクというキャラクタは、様々は人々が様々な解釈を行って多様に発展してきているキャラクタですが、リアルタイムで人とコンタクトをとることは今まであまりなかったと思います。その点で、撮影を通じてミクさんとコミュニケーションが取れること自体が、とても意味のある施策だったのではないかと考えております。

Credits

Client: 株式会社ムービックプロモートサービス / D modeled by Lat / Yuichi NISHIZAWA / Shun MIZUTANI / Fumiteru SATO /

© Lat / Crypton Future Media, INC. www.piapro.net